ダーマペン4効果はいつから?実感するまでの回数を調査

ダーマペン4施術後、「効果が出るまでどのくらい待てばいいの?」と疑問を持つ方は多いでしょう。
最新のダーマペン4は従来のダーマペン4より深い3.0mmまで針が調整でき、最適な深さで肌トラブルに合わせて治療を行います。ニキビ跡やクレーター、毛穴などの改善に高い効果を期待できるだけでなく、シミやしわなどの治療にも対応しています。
ダーマペン4の効果の現れ方には個人差があり、肌質や年齢、肌トラブルの種類によって効果を実感するタイミングが異なります。施術直後から肌のハリ感や明るさを感じる方は多いのですが、ニキビ跡やしみなどは複数回の施術を経て徐々に効果を実感する方が一般的です。
この記事では、ダーマペン4の効果が現れる時期や必要な施術回数を解説します。
施術を継続する期間や効果を高めるポイントもお伝えしますので、ダーマペン4治療を検討中の方はぜひ参考にしてください。
ダーマペン4とは?美肌再生の仕組みと特徴

ダーマペン4は医療機関で行われる、極細の針で肌に微細な穴を開けて肌の再生機能を活性化させる施術です。髪よりも微細な針が電動で高速振動し、肌表面に無数の穴を開け美肌を再生していきます。微細な穴による肌自体の修復力と同時に大量に生成されるコラーゲンが肌質改善や皮膚再生に高い効果を発揮します。
ダーマペン4の特徴は、皮膚の表面だけでなく真皮層にまでアプローチできる点と、ニードル(針)の深さを調整できるため、部位や症状に合わせた施術が可能な点です。ハリや弾力の低下、毛穴の開き、ニキビ跡、小じわ、シミなど様々な肌トラブルに対応できます。
ダーマペン4の施術は、医師または看護師によって行われる医療行為です。医師と看護師では対応できる針の深さが異なるため、高い効果を求める方は医師が施術するクリニックがおすすめです。
極細針で促すコラーゲン生成のメカニズム
ダーマペン4で得られる美肌効果は「創傷治癒」という肌の自然回復メカニズムを利用しています。極細の針で肌に微細な穴(マイクロチャネル)を開けると、皮膚は「傷」と認識し、修復のための過程が始まります。
修復過程では、肌内部で次のような変化が起こります。
- 血小板が集まり成長因子を放出
- 線維芽細胞が活性化
- コラーゲンやエラスチンなど肌の弾力を保つ成分の生成を促進
- 肌再生が進み肌質が改善
新しいコラーゲンが生成されるので肌のハリや弾力が向上し、シワの改善やニキビ跡の凹みが目立たなくなります。
また、肌のターンオーバー(新陳代謝)も促進されるため、くすみの改善や肌質の向上にもつながります。ダーマペン4の刺激は一時的なものですが、肌の奥深くまで働きかけ、効果は長期的です。
一般的な美容治療との効果の違い
ダーマペン4と他の美容治療にはどんな違いがあるのでしょうか。
施術対象となる肌トラブル | 施術後の赤み | 施術後のかさぶたなど肌への影響 | リスク | 費用 | |
---|---|---|---|---|---|
ダーマペン4 | ニキビ跡 毛穴 など | 短い (2日ほどで治まる) | 1週間から10日ほどではがれる | 施術時の痛みあり(麻酔クリーム使用) | 1~3万円/回 |
レーザー治療 | ニキビ跡 毛穴 シワ など | 長い (2~3カ月継続することもあり) | 1週間から10日ほどではがれる | 施術後の色素沈着 | 15,000円~30,000円/回 |
ケミカルピーリング | ニキビの予防・改善 毛穴つまりの解消 など | 短い (3日程度で治まる) | かさぶたができると1~2週間程度ではがれる | 施術後の水ぶくれや出血など | 5,000円~15,000円/回 |
また、施術によるダウンタイム(肌の回復期間)もダーマペン4は比較的短いのが特徴です。フラクショナルレーザーと比べると、赤みや腫れが引くまでの期間が短いので、日常生活への影響を抑えて施術を受けたい方に向いています。
ケミカルピーリングと比較しても、水ぶくれなどのリスクが低い点もメリットといえます。
さらに、ダーマペン4は美肌を再生する効果があり、肌質の改善につながる治療が可能です。美容液の浸透率を高める導入効果もあるため、施術時に美肌に効果が高い美容成分を塗布する治療も併用できます。ダーマペン4は肌自体の生成力を高めて、持続的な効果を保てる施術です。
ダーマペン4効果はいつから実感できる?

ダーマペン4施術後の効果は、即効性のあるものと徐々に現れるものがあります。
多くの人が施術直後から肌のハリや明るさを実感しますが、ダーマペン4本来の効果は時間をかけて現れます。コラーゲン生成は施術後から始まりますが、新しいコラーゲンが形成され肌質が改善されるまでには約4〜8週間かかります。そのため、肌質が変わったと自分で実感するには少し時間が必要です。
効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に3〜6ヶ月程度と言われています。長期的な効果を得るためには、定期的に施術を受けてください。
ダーマペン4の効果は1回だけでも実感できますが、3〜5回程度の施術を1ヶ月間隔で受け、より確実な効果を狙うのが一般的です。
施術直後に感じる肌の変化と回復過程
ダーマペン4施術直後には、肌に赤みや軽い腫れが生じます。肌の変化は、針による刺激で血流が増加し、皮膚の修復プロセスが始まったサインです。
施術当日は肌が温かく感じられ、軽い灼熱感やひりつきを感じることが多いです。赤みは個人差がありますが、通常24〜72時間程度で落ち着きます。回復過程の初期(1〜3日目)には、肌が軽く乾燥し、細かいかさつきが現れることがあります。
施術後、肌の保湿を十分に行いましょう。施術から2~3日後には赤みがほぼ引き、肌表面は通常の状態に戻ります。この頃から肌のハリ感や明るさが感じられるようになり、毛穴の引き締まりなどの初期効果が現れ始めます。
7日目以降は肌の状態が安定し、徐々に肌質の改善を実感できるようになります。ただし、コラーゲンの生成には時間がかかるため、シワやニキビ跡などの改善効果はさらに後になって現れます。
効果を実感するまでの平均期間は個人差あり
ダーマペン4効果の実感時期は、肌質や年齢、生活習慣、施術時の針の深度、回数などによって異なります。20〜30代の若年層では肌の再生力が高いため、比較的早く効果を実感できるといわれます。ほとんどの方は、2〜3回の施術で明らかな変化を感じます。
また、肌の悩みの種類によっても効果の実感時期は異なります。毛穴の引き締めや肌のトーン改善は比較的早く、1〜2回の施術で効果が現れますが、ニキビ跡や深いシワの改善には3〜6回以上の施術を要する場合も多いです。
ただし最終的な目的の効果を得るためには、医師の指導のもと、肌状態に合わせて施術計画を立ててください。
ダーマペン4効果を実感するのに必要な回数は?

ダーマペン4施術で十分な肌の改善効果を得るためには、複数回の施術が必要になります。
ダーマペン4は、初回の施術だけでも血行促進による肌のトーンアップを感じる方は多いです。しかし、ニキビ跡の改善のように本格的な効果は、繰り返し施術を受けないと得られません。
多くの医療機関では、平均的に3〜6回の施術を目安としており、1ヶ月に1回程度のペースで継続します。ただし、肌トラブルの種類や程度によって必要な回数は異なります。
肌改善の目的 | 治療回数の目安 |
---|---|
肌のキメを整える、ハリを出す | 1~2回 |
毛穴の引き締め | 3~6回 |
クレーター状のニキビ跡を浅くする | 5回~ |
シミなどの色素沈着を薄くする | 4回~ |
また、最終的にニキビ跡がほぼ見えなくなるか、あるいは跡が目立たない程度なのかは個人差があるものです。
どなたでもすべての肌トラブルを解決できるわけではありません。定期的に施術を継続すれば、徐々に肌質の向上を実感できるようになります。
改善の最小目安回数はニキビ跡3〜5回、シミは4〜6回
ニキビ跡の改善には、傷跡の種類や深さによって必要なダーマペン4の施術回数が変わります。赤みを帯びた比較的新しいニキビ跡であれば、2〜3回の施術で目に見える改善が期待できます。
一方、凹凸のあるクレーター状のニキビ跡は、少なくとも5回は施術が必要です。深いボックスカー(四角形の窪み)やアイスピック(小さな穴)タイプの場合は、6回以上の施術でも完全な消失は難しく、あくまでも浅くする、目立たない状態にするのを目指す形となります。BENEVなどの成長因子を併用して、より高い効果を得られるクリニックもあります。
ダーマペン4の施術間隔は、月1回のペースで半年程度の継続が理想的です。シミの改善には、少なくとも4〜6回の施術が目安となります。表在性のシミは比較的早く反応しますが、真皮層にまで及ぶ深いシミの場合は効果が出るまでに時間がかかります。
また、メラニンの生成が活発な夏場は施術の効果が出にくいため、秋から春にかけての施術がより効果的です。トラネキサム酸などの薬液と併用すれば、シミへの効果をさらに高められます。
ダーマペン4で効果が出やすい肌トラブル

ダーマペン4は様々な肌トラブルに対応できますが、特に効果が現れやすい症状があります。
【改善効果の比較的早い肌トラブル】
- 肌のハリや弾力の低下
- 毛穴の開き
- 軽度から中程度のニキビ跡
- 浅いシワ
- くすみ
毛穴の開きやくすみなどは、肌の奥深くまで届く極細針の刺激が、コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌の土台から改善していきます。
肌全体のキメが整ったりトーンが上がったりする効果は、多くの人が初回から感じられるものです。
【併用治療が必要な場合が多い肌トラブル】
- 深いシワ
- たるみ
- 重度のシミ
一方で肌トラブルが重度だと、ダーマペン4単体での効果には限界があるケースも少なくありません。
薬剤を使った他の治療法との併用で効果を高める場合もあります。ダーマペン4は肌に働きかける美容成分の浸透を助ける効果もあるため、併用治療の相乗効果も期待できます。
ニキビ跡・クレーターへの効果
ダーマペン4での治療は、ニキビ跡の改善に特に効果的です。
【ダーマペン4で改善しやすいニキビトラブル】
- 赤み
- 色素沈着
- 凹み
- クレーター
ニキビ跡には主に赤みや色素沈着といった肌の色に関する問題と、凹みやクレーターといった凹凸の問題があります。色調の問題は比較的改善しやすく、2〜3回の施術で効果を実感できることが多いです。
凹みやクレーターの改善には、より多くの施術回数が必要です。ニキビ跡などへの効果の現れ方は段階的で、施術を重ねるごとに肌表面が滑らかになっていきます。
比較的新しいニキビ跡(1年以内)には、古いニキビ跡よりも改善効果が高い傾向があります。深いクレーターの場合は、ダーマペン4の針の深さを調整して真皮層にまで働きかけたり、薬剤を使用したりして、より高い効果を得られるように治療を進めていきます。
毛穴・シミ・小じわへの改善効果
ダーマペン4は下記の肌トラブルの改善効果も高いといわれています。
- 毛穴の開き
- シミ
- しわ
施術によって皮膚の引き締め効果が生まれ、2〜3回の施術で目立つ毛穴が軽減するのがわかるでしょう。特に頬や鼻周りの開いた毛穴は、ダーマペン4によるコラーゲン生成で皮膚が引き締まり改善します。
効果は施術後1〜2ヶ月から徐々に現れ、3〜4回の施術で多くの人が満足できる結果を得られます。シミに対しては、メラニンの排出促進と肌のターンオーバー活性化により効果を発揮します。
薄いシミは3〜4回、濃いシミは5〜6回程度の施術が必要です。濃いシミの場合は、ダーマペン4とトラネキサム酸などを併用すると効果が高まります。
完全なシミの消失は難しい場合もありますが、色の薄まりや範囲の縮小が期待できます。さらにダーマペン4の小じわへの効果も顕著です。特に目元や口元の細かいじわは、肌の水分保持力向上とコラーゲン増加により改善します。
表情じわのような浅いしわは3〜4回の施術で効果を実感できますが、深いしわの場合には一定の施術回数を重ねてもすべて改善しないケースもあります。
ダーマペン4の最適な施術間隔~効果を引き出すために

ダーマペン4の効果を最大限に引き出すためには、十分な施術間隔をとりましょう。肌の再生サイクルに合わせて施術を受けると、コラーゲン生成を効率的に促進し、肌の改善効果を高められるためです。
一般的に推奨されるダーマペン4の施術間隔は4〜6週間です。施術間隔の期間は肌が十分に回復し、次の施術を受ける準備が整う時間として設定されています。
間隔が短すぎると肌への負担が大きくなり、長すぎると効果が薄れてしまいます。医師の診断によるスケジュールに従って施術を受けてください。
4〜6週間が基本の理由と肌サイクル
ダーマペン4施術の間隔が4〜6週間と設定されている主な理由は、肌のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルに基づいています。
健康な肌の場合、表皮細胞が生まれ変わるまでの期間は約28日とされています。ターンオーバーのサイクルは年齢とともに長くなり、30代では35日程度、40代では40日以上かかることもあります。
ダーマペン4施術後、肌内部ではコラーゲン生成が始まります。1〜2週間後には初期の修復が完了し、2〜4週間かけてコラーゲンの生成が本格化します。4〜6週間の間隔を空ければ、前回の施術による肌の修復過程が十分に進み、新しいコラーゲンが形成された状態で次の施術を受けられます。
複数回の施術で効果がより確実になり、徐々に肌質が改善していくというものです。施術間隔を短くしすぎると肌が十分に回復せず、炎症が長引いたり、肌へのダメージが蓄積したりするリスクがあります。
トラブル別の理想的な施術間隔と通院計画
肌トラブルの種類によって、最適な施術間隔と通院計画は異なります。
肌トラブル | 施術間隔 |
---|---|
小じわ、たるみ | 4週間に1回 |
毛穴の開きや浅いニキビ跡 | 6~8週間に1回 |
深いクレーター | 4週間に1回 |
シミ、くすみ | 3~4週間に1回 |
基本的に施術間隔は、一度施術したあと肌の回復を待って行います。ダーマペン4の施術を受ける方によって回復までの期間は異なるため、医師の診断のもと適切な期間を空けて通院してください。
初回の2〜3回は比較的短い間隔(4~5週程度)で受け、効果が出始めたら間隔を徐々に広げていく施術スタイルが取られる場合もあります。
ダーマペン4効果はどのくらい持続する?
ダーマペン4の効果持続期間は平均して3〜6ヶ月程度とされています。施術によって肌内部でコラーゲン生成が促進され、肌質が改善されますが、肌の再生力は低下するため、効果は徐々に薄れていきます。
効果の持続期間は施術回数にも関係する場合があります。1回だけの施術では3週間程度でも、複数回の施術を重ねると半年以上効果が続くことも珍しくありません。特に3〜5回の施術を定期的に受けた場合、肌質の根本的な改善が期待できるため、より長く効果を維持できます。
ダーマペン4の効果を長く維持するためには、ホームケアや日焼け対策が大切になります。紫外線対策や保湿は徹底的に行いましょう。また、年に1〜2回のメンテナンス施術を受けると、肌の状態を保てます。
ダーマペン4の効果に個人差が現れる要因
ダーマペン4効果の持続期間に影響を与える最も大きな理由は、肌の再生能力です。たとえば、タバコなどお肌に悪影響がある習慣がある方は、ダーマペン4の効果が出にくかったり効果が出てもまた肌トラブルが戻ってきたりする可能性が高いです。
【ダーマペン4の効果に影響する要因】
- 加齢
- 飲酒や喫煙などの生活習慣
- ストレス
- 睡眠不足
- 紫外線
- 乾燥
加齢によって肌の再生力は低下するため、若い人ほど効果が長く続く傾向があります。20代では6ヶ月以上効果が持続することもありますが、40代以上では3〜4ヶ月程度の持続期間が一般的といわれます。
バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動を心がけている人は、効果がより長く持続します。中でも紫外線はコラーゲンを分解する作用があるため、日焼け対策を怠ると、せっかく生成されたコラーゲンが早期に失われてしまいます。
日焼け止めの使用や日傘、帽子の活用など、日常的な紫外線対策を行ってください。
また、施術後のスキンケアでは保湿ケアを続け、肌の状態を良好に保つと、効果をより長く維持できます。
肌に負担をかけない優しいケアを心がけましょう。
ダーマペン4施術後のアフターケア
ダーマペン4施術でより高い効果を得、肌の回復を早めるためには、アフターケアが大切になります。
施術直後は肌が赤みを帯び、敏感な状態になっています。施術当日から3日程度はダウンタイム期間となりますので、この間は特にしっかりとアフターケアをしましょう。
肌の保湿を十分に行い、清潔な状態を保つことが基本です。保湿剤を使用し、肌の乾燥を防ぎましょう。ただし、施術直後から12時間程度は化粧水などは使わないほうがよいとされています。
さらに、飲酒や激しい運動、サウナなど血行を促進させる行動は、炎症を悪化させる恐れがあるため避けてください。
施術当日・翌日の過ごし方とダウンタイム対策
ダーマペン4施術直後から48時間は、肌を回復させるための大切なダウンタイムです。
施術当日は肌が赤く腫れており、ヒリヒリとした灼熱感を感じるかもしれません。赤みや腫れ、かゆみなどは通常の反応であり、徐々に落ち着いていきます。施術当日は以下のケアを心がけましょう。
- 施術後12時間は洗顔を避けたほうがよい
- 化粧水、日焼け止め等も12時間は避ける
- 清潔なタオルで巻いた保冷剤を肌に当てクーリングする
※アフターケアは併用した施術などにより異なる場合もあります。必ず担当医の指示に従ってください。
翌日からは、ぬるま湯による優しい洗顔が可能です。強くこすらず、手のひらで優しく包み込むように洗います。洗顔後は速やかに保湿を行い、肌の水分を保持します。
メイクは翌日からできますが、肌への刺激成分が少ないものを使ってください。
ダウンタイム対策としては、マスク着用が効果的です。マスクは赤みを隠すだけでなく、外部刺激から肌を守る効果もあります。また、室内では加湿器を使用し、乾燥から肌を守るのも良い方法です。
ダーマペン4のダウンタイムに避けたい行動
ダーマペン4施術後1週間程度は、以下の行動を避け肌の回復を促し、副作用のリスクを減らしてください。
- 飲酒
- 激しい運動
- サウナ
- 温泉
- 刺激の強いスキンケア
- 対策なしで紫外線を浴びる
飲酒は血行を促進し、炎症を悪化させるため、施術当日から3日間は完全に控えるべきです。アルコールには血管を拡張させる作用があり、赤みや腫れを増強させる恐れがあります。また、アルコールには利尿作用もあるため、体内の水分量が減少し、肌の乾燥を招く可能性もあります。
他にも、激しい運動やサウナ、温泉などの高温環境も避けましょう。体温の上昇は肌の炎症を悪化させ、施術部位の赤みや腫れを長引かせる原因となります。施術後3日間は、ウォーキング程度の軽い運動にとどめましょう。
刺激の強いスキンケア製品の使用も控える必要があります。ピーリング剤、レチノール、ビタミンC誘導体、AHA・BHAなどの酸を含む製品やアルコールの入った化粧品は、施術後の敏感な肌に刺激を与え、炎症を悪化させる可能性があります。
施術後1週間〜10日程度は刺激の強い化粧品の使用を控え、肌の状態が落ち着いてから徐々に再開しましょう。また、施術後2週間程度は日焼けに特に注意し、SPF30以上の日焼け止めを必ず使用してください。
初めてダーマペン4を受ける方が感じやすい不安
ダーマペン4施術を初めて受ける方の多くは、痛みやダウンタイム、効果への期待などが不安な点となっているのではないでしょうか。
ダーマペン4は医療機関で行われる施術として安全性の高い治療法です。施術やアフターケアについて正しい知識を持っておくと、不安を軽減しやすくなるでしょう。
施術時の痛みの強さと麻酔の種類
ダーマペン4施術時の痛みは、針の長さや施術部位、個人の痛みの感じ方によって異なります。額や頬は比較的痛みを感じにくく、あごや鼻周り、目の周りなどの皮膚の薄い部分は痛みを感じやすい傾向があります。
ダーマペン4施術前には麻酔をします。多くの方が表現する痛みは「チクチクとした刺激」や「猫に引っかかれたような感覚」で、我慢できないほどの強い痛みではありません。
痛みの感じ方を10段階で表すと、麻酔なしの場合は5〜7程度、麻酔ありの場合は2〜4程度とされています。
【ダーマペン4で使用されることが多い麻酔】
- 麻酔クリーム
- 笑気ガス
表面麻酔クリームは最も一般的で、施術30分〜1時間前に塗布します。リドカインやプロカインなどの成分が含まれており、皮膚表面の痛みを緩和します。麻酔の効果は1〜2時間程度持続します。
また、笑気ガス(亜酸化窒素)による鎮静法を併用している医療機関もあります。笑気ガスは、痛みそのものは軽減されませんが、リラックス効果により痛みへの恐怖心や不安が和らぎます。
ダーマペン4施術後の仕事や外出はどうする?
ダーマペン4施術後に、仕事にすぐに戻っても問題ないのでしょうか。
【ダーマペン4後のおすすめスケジュール】
施術当日 | 赤み、腫れ、出血などが見られる可能性が高い 外出を控え仕事や予定などを入れないほうがよい |
施術翌日 | 赤みが残るのでマスク等で外出に対応 重要な予定は避けたほうがよい |
施術後2~3日 | 赤みが少し治まる 素材に注意してメイクも可能 仕事等のスケジュールは復帰可 |
施術後4~5日 | 肌状態が施術前に戻る 激しい運動やサウナなどは避けておくほうがよい |
施術後1週間~ | 通常のスケジュールに戻せる |
施術当日に現れる肌全体の強い赤みは、針による微細な傷が原因で、炎症反応として正常な状態です。場合によっては軽い出血や滲出液が見られることもありますが、数時間以内に落ち着きます。
やはり当日は外出を控え、自宅でゆっくり過ごしたほうがよいので、仕事などのタイミングを考慮して施術予約を入れましょう。
施術翌日(1日目)は赤みがやや落ち着きますが、まだ明らかに肌が赤い状態です。腫れを感じる方もいます。マスク着用であれば外出は可能ですが、重要な会議や人前に出る予定は避けた方が無難です。
2〜3日目になると赤みは薄まり、皮膚表面に細かな乾燥や軽い剥がれが生じることがあります。この頃からメイクも可能になりますが、肌に優しい製品を選びましょう。仕事に復帰をするならこの時期が目安です。
4〜5日目には赤みがほぼ引き、肌状態が戻ってきます。7日目以降は外見上のダウンタイムはほぼ終了し、肌内部での再生が続いている状態です。人前に出る重要な予定(結婚式や撮影など)は、施術から1週間以上経ってから入れましょう。
ダーマペン4効果を確実に得られるクリニック選び
ダーマペン4の効果は、施術を行うクリニックの選択によって大きく左右されます。医師の技術や経験、使用する機器や薬剤の品質、そして施術後のアフターケアなどクリニックにより差があります。
ダーマペン4の施術は医師または看護師が行えますが、看護師の施術は使用できる針の深さが医師とは異なります。効果を確実に得たいなら、医師が施術を行うクリニックを選んでください。
美容皮膚科や美容外科など、美容医療に特化したクリニックで、ダーマペン4施術の症例数が豊富な医師がいる医療機関がおすすめです。
また、カウンセリングの質も重視すべきポイントです。ダーマペン4で高い効果を得るためには、価格だけで選ぶのではなくトータルで比較したクリニック選びが鍵となります。
施術を行う医師の技術を確かめておく
ダーマペン4施術の効果を左右する大きな要素の一つが、施術を行う医師の技術と経験です。
ダーマペン4は単に肌に針を当てるだけでなく、肌状態や部位に合わせて針の深さや圧力を適切に調整する技術が求められます。特に目元や口元などの繊細な部位では、高い技術力が必要です。
美容皮膚科や美容外科での勤務経験が長く、年間のダーマペン4施術件数が多い医師ほど、様々な肌質や肌トラブルに対応する経験を持っています。クリニックの公式サイトで、医師の経歴等をチェックしておくとよいでしょう。
ダーマペン4の種類と合わせて使用する薬剤
ダーマペン4の施術で使用する薬剤も効果に大きく影響します。
ダーマペン4施術時には、肌に浸透させる美容成分(成長因子、ヒアルロン酸、ビタミンCなど)が用いられることがあります。クリニックによって使用している薬剤が異なります。
自身の血液から抽出したPRP(多血小板血漿)やグロスファクターなどの再生医療に関連する成分を使用しているクリニックは、より高い効果が期待できます。
効果が高く高品質の薬剤を使用しているクリニックは、その分費用も高くなる傾向にあります。また、最新ダーマペン4とダーマペン3では針の深度が異なるので、クリニックでどのダーマペン4を使用するのかも確認ポイントです。
症例写真とカウンセリングでのチェックポイント
クリニック選びでは、実際の施術結果を示す症例写真とカウンセリング内容もチェックしてください。症例写真は施術の効果を視覚的に確認できる資料です。
クリニックのウェブサイトやカウンセリング時に、自分と似た肌悩みを持つ患者の症例写真を確認しましょう。症例写真をチェックする際は、施術前後の撮影条件(照明や角度)が同じか、複数回施術後の経過が示されているか、そして自然な改善結果か確認します。過度に加工された写真や、極端な効果を謳う症例は注意が必要です。
カウンセリングでは、医師が十分な時間をかけて肌状態を診察し、丁寧に説明してくれるかがポイントです。効果的なカウンセリングでは、以下の点が明確に説明されるはずです。
- 肌状態や悩みに対してダーマペン4が適切な治療法か
- 期待できる効果と限界
- 必要な施術回数と間隔
- 総費用の目安
さらに、施術当日の流れやダウンタイム、アフターケアの方法、そして万が一のトラブル時の対応に関する説明があるかどうかも確かめてください。
説明が不十分なクリニックや、リスクの説明なしで過剰な効果だけを約束するクリニックは避けた方が無難です。できれば、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較するのがベストでしょう。
ダーマペン4の料金相場と施術プラン
ダーマペン4の料金は医療機関によって幅があり、立地や使用する薬剤、医師の技術料などによって変動します。
一般的な料金相場は、顔全体で1回あたり15,000〜40,000円程度です。部分的な施術であれば5,000〜20,000円程度で受けられる場合もあります。
複数回の施術がセットになったコースプランが選べるクリニックなら、単発で受けるよりもお得です。効果を実感するためには複数回の施術が必要なため、お得なプランがあるほうが費用をおさえられます。
料金にはカウンセリング料、麻酔代、使用する薬剤代などが別途かかる場合もあれば、すべて込みの価格設定の場合もあります。カウンセリング時など施術前に必ず総額を確認してください。
ダーマペン4の料金目安と回数割引の有無
ダーマペン4施術の料金は地域やクリニックの知名度、使用する薬剤によって大きく異なります。
【ダーマペン4施術の料金例】
全顔 | ¥15,000~¥40,000 |
両頬 | ¥10,000~¥27,500 |
額 | ¥10,000~¥20,000 |
鼻 | ¥5,000~¥20,000 |
首 | ¥15,000~¥30,000 |
料金設定に割引プランを設けているクリニックもあります。初回のみ料金設定が安い、複数回でまとめて契約すると安くなる、モニター割引など様々ですから必ずクリニックのサイトで確かめてください。
割引プランは期限や条件が設けられている場合もあります。ダーマペン4の施術基本料金以外に、別途費用が発生するかどうかも確認しておいてください。
例えば、カウンセリング料(無料〜5,000円程度)、麻酔代(3,000〜5,000円程度)、薬剤使用料(5,000〜20,000円程度)などが追加される場合があります。
ダーマペン4は保険適用になるのか
ダーマペン4施術は美容目的の治療とみなされるため、健康保険が適用されない自由診療となります。ニキビ跡や傷跡の治療でも、美容的改善が目的ですので、保険適用外です。自由診療には以下のようなメリットがあります。
- 治療の選択肢が広がる
- 保険診療では認められていない最新の治療法や機器、薬剤を使用できる
- 患者の希望や状態に合わせたオーダーメイドの治療計画を立てやすい
- 施術のタイミングや間隔も柔軟に調整できる
一方で、自由診療のデメリットとしては下記のようなものがあげられます。
- 費用負担が大きい
- 全額自己負担となるため、複数回の施術を行う場合は総額が高額になる
- クリニックによって料金体系や施術内容に差がある
- 価格設定が自由なため、必ずしも料金と効果が比例するわけではない
肌トラブルの状態、治療回数の目安をカウンセリング等で説明を受けたうえで予算を立てましょう。
ダーマペン4施術前の準備と注意点
ダーマペン4の効果をしっかり得るためには、どんな点に気を付けるとよいのでしょうか。ダーマペン4では、準備しておきたい点や知っておきたいリスクがあります。
お肌の状態によっては、施術を受けられない場合があります。そのため、事前にケアをしておいたり、施術できない状態を把握しておきましょう。
施術前にカウンセリングを受け、自分の肌状態や希望する効果について医師と十分に話し合ってください。持病や服用中の薬、過去のアレルギー歴なども必ず伝えます。施術前の数日間は、肌への刺激を避ける必要があります。
カウンセリングで確認すべきポイント
ダーマペン4施術前のカウンセリングで、疑問や不安を解消しておきましょう。
まず確認しておきたい点は、自分の肌状態や悩みにダーマペン4が適しているかどうかです。ニキビ跡や毛穴、小じわなど、改善したい症状について具体的に伝え、期待できる効果について説明を受けましょう。「何回程度の施術が必要か」「どの程度の効果が見込めるか」についても具体的な情報を得ておくと安心です。
次に、施術の詳細について確認します。使用する針の長さや薬剤の種類、麻酔の方法などについても説明を受けておいてください。また、施術当日の流れやダウンタイムの期間、アフターケアの具体的な方法についても詳しく確認しておきます。
費用と支払い方法についても明確にしておきましょう。追加料金が発生する可能性や、万が一のトラブル時の対応方針についても確認しておくと安心です。
施術前のスキンケア・生活習慣の見直し
ダーマペン4施術の効果をきちんと得るために準備しておきたいことがあります。
施術の1〜2週間前から、肌状態を最適な状態に整えておくと、回復力が高まり効果も出やすくなります。スキンケアについては、施術の2週間前からは刺激の強い成分を含む製品の使用を控えておきます。
レチノール、AHA・BHAなどの酸を含む製品、ピーリング剤などは肌バリア機能を一時的に弱めるため、施術前は使用を中止します。代わりに、セラミドやヒアルロン酸など保湿成分を中心とした優しいスキンケアに切り替えましょう。
また、施術の2週間前からは日焼けを徹底的に避けてください。炎症を起こした肌へのダーマペン4施術は、色素沈着のリスクを高めます。
施術の前日はアルコール摂取を控えましょう。アルコールには血行を促進し、出血リスクを高める作用があります。
また、喫煙も血管を収縮させて酸素供給を阻害するため、可能であれば施術前後は控えることが理想的です。
ダーマペン4効果を高める人気の併用治療
ダーマペン4の効果をさらに高めるために、様々な併用治療が注目されています。単独でも効果的なダーマペン4ですが、薬液や治療法と組み合わせると、より短期間で高い効果を得られる可能性があります。
特に人気が高いのは、成長因子配合の薬液を使用するヴァンパイアフェイシャルや、ビタミンC誘導体などの美白有効成分との組み合わせです。薬剤との併用により肌の再生力を高め、コラーゲン生成を促進できます。
また、ダーマペン4の前後にレーザー治療や光治療を組み合わせる治療法もあります。併用治療を検討する際は、効果だけでなく、通院のタイミングや費用などのバランスも考慮して選択しましょう。
ダーマペン4とヴァンパイアフェイシャルの相乗効果
ダーマペン4と組み合わせて高い効果が期待できる代表的な併用治療に、自己血液由来の成分を活用する「ヴァンパイアフェイシャル」があります。
ヴァンパイアフェイシャルとは、患者自身の血液から抽出したPRP(多血小板血漿)を利用します。PRPには成長因子が豊富に含まれており、肌の再生を強力に促進する効果があります。
ヴァンパイアフェイシャルとダーマペン4の組み合わせでは、まず血液を採取・遠心分離してPRPを抽出し、その後ダーマペン4で微細な穴を開けながらPRPを肌に導入します。自分の血液由来の成分なので、アレルギーリスクが低いのも特徴です。
特に年齢肌の改善に効果的で、小じわやたるみ、肌のハリ不足などに高い効果を発揮します。ダーマペン4単独施術と比較して、回復期間が短くなる、効果をより早く実感できる、さらに効果の持続期間がより長くなるなどが期待できます。
他にも、ダーマペン4と水光注射を組み合わせる方法も人気です。水光注射は、ヒアルロン酸や美白成分、ビタミンなどを皮膚に直接注入する治療法で、ダーマペン4との併用も可能です。ただし治療方法は似ていますので、クリニックによっては同日施術を行わないところもあります。
また、イオン導入やLED治療との併用も効果的です。ダーマペン4施術前または直後にLEDのヒートライトを照射すると、炎症を抑制し、コラーゲン生成を促進する効果が高まります。
薬液の種類と肌悩み別おすすめ成分
ダーマペン4と併用する薬液は、肌の悩みや目的によって使い分けて、よりピンポイントで効果を得ていくとよいでしょう。
肌の悩みやトラブル | ダーマペン4と併用する薬液 | 期待できる効果 |
---|---|---|
ニキビ跡 毛穴の開き | トラネキサム酸 アルブチン | 炎症を抑える 肌のターンオーバーを促進 |
肌のごわつき 角質 | グリコール酸 | 軽いピーリング 古い角質を除去 |
シミ くすみ | ビタミンC誘導体 アルブチン トラネキサム酸 | 美白効果 メラニンの生成を抑制 メラニンを排出 |
小じわ たるみ | ヒアルロン酸 EGF(上皮成長因子) FGF(線維芽細胞成長因子) | コラーゲン生成を促進 肌の弾力を高める |
敏感肌 乾燥肌 | セラミド ペプチド プラセンタエキス | 肌バリア機能を高める 炎症を抑える 保湿力を高める |
クリニックにより併用できる薬剤が異なります。必ず受診前にどのような治療に対応しているかを確認してください。
【まとめ】ダーマペン4の効果は個人差があるのでカウンセリングで確認しましょう
ダーマペン4は、ニキビ跡や毛穴、たるみ、シミなどお肌のトラブルに応じて施術回数が多少異なってきます。
ダーマペン4の効果がいつわかるか、実感する時期には個人差があります。初回から肌のトーンアップや明るさは感じられる方が多いのですが、コラーゲン生成による肌状態の改善は4〜8週間かけて徐々に現れます。
施術回数は平均的には5回程度の施術を1ヶ月間隔で受けると、十分な効果を感じる方が多いといわれています。肌トラブルの状態によっては、さらに治療回数が必要になるケースもあります。
ダーマペン4の施術を受けるときは、クリニック選び、施術間隔の調整、アフターケア、併用治療などに注意してください。
施術前のカウンセリングでは、自分の肌状態や改善目的に合わせたプランを医師と決定し、納得したうえで治療を開始しましょう。ダーマペン4での継続的なケアを行うと、良い肌状態を長く保てます。