ダーマペン4はやめたほうがいい?失敗や後悔しない為の対策法

美肌効果が期待できるダーマペン4を、SNSやクリニックの広告で見かけて興味を持った方は「ダーマペン4はやめたほうがいい?」「本当に受けて大丈夫?」と不安を感じていませんか。
施術後の痛みやダウンタイム、肌トラブルのリスクなど、ダーマペン4にはデメリットも存在します。自分の肌質や施術を受けるクリニック選びによって、施術結果に大きな差が出ることもあります。
本記事では、ダーマペン4のリスクと失敗例を正直にお伝えしながら、後悔しないための具体的な対策法をご紹介します。クリニック選びのポイントから施術後のケア方法まで、成功のための情報を網羅的にまとめました。
ダーマペン4を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
ダーマペン4の治療はやばい?施術をやめたほうがいいと言われる理由

ダーマペン4は美容クリニックで人気の施術ですが、実際に受けるべきか迷っている方も多いでしょう。
ダーマペン4は、微細な針で皮膚に小さな穴を開け、肌の再生機能を活性化させる美容施術です。しかし、メリットばかりでなく注意点も存在します。
- 針を刺すときの痛み
- 肌トラブルが悪化する可能性
- ダウンタイムが1週間程度かかる
- 効果を実感するまで複数回施術が必要
ダーマペン4のデメリットから「ダーマペン4はやめたほうがいい」という意見もあります。
施術中に強い痛みを感じることがある
ダーマペン4の施術では、ほとんどのクリニックで麻酔クリームを使った表面麻酔を行います。
ただ、最新のダーマペン4は0.2mm~3.0mmの微細な針を使用して皮膚に穴を開けるため、深い場合であれば麻酔クリームを使用しても完全に痛みをなくすのは難しいです。
針の深度が深くなるほど、また顔の中でも鼻や額、骨に近い部分は痛みを強く感じやすい傾向があります。痛みの感じ方には個人差がありますが、「蚊に刺されたような痛み」から「強い刺激を感じる痛み」まで様々です。
ダーマペン4では、オートマティックバイブレーション機能で痛みを軽減できます。またオプションで、表面麻酔と笑気ガスも組み合わせられるクリニックもあります。
痛みに弱い方や、どうしても痛みが気になる方は、カウンセリング等で詳しい説明を受けたうえで施術を行うか決定しましょう。
肌トラブルが悪化するリスクがある
ダーマペン4施術によって、肌トラブルが悪化したり、別の肌トラブルが発症したりするリスクが存在します。
施術で肌に微細な穴を開けるため、施術直後は肌のバリア機能が低下しており、細菌感染や炎症が起こりやすい状態になっています。ニキビや炎症の状態によっては、施術を行うと症状が悪化する可能性があります。
また、アトピー性皮膚炎や酒さ(赤ら顔)のように、慢性的な肌トラブルを抱えている方は、施術によって刺激される場合があります。
さらに、施術後のスキンケアが間違っていたり、日焼けなどをしてしまったりすると、色素沈着や赤みが長引くケースもあります。
施術前の肌状態を正確に医師に伝え、ダーマペン4を受けても問題ないのかを相談しましょう。肌の状態によっては施術の延期や、別の治療法を検討したほうがよい場合もあります。
1~2週間のダウンタイムが必要になる
ダーマペン4施術後のダウンタイム(回復期間)は、個人差も大きいのですが1~2週間程度必要です。
施術直後から数日間は赤みや腫れ、ほてり、乾燥などが現れるのが一般的です。
施術後~24時間~48時間 | 赤み、腫れ、内出血など |
---|---|
3日目~6日目 | 皮むけ、乾燥、ざらつきなど |
7日目以降 | 症状が治まってくる人が多い |
施術時の針の深さや個人の肌質によって。ダウンタイムの長さや症状の強さは異なります。
多くの場合、施術後24~48時間は赤みが強く出ます。3日目から6日目にかけては乾燥や皮むけが生じることも多いです。
1週間程度経つと大半の方はかなり肌が落ち着いてきますが、ざらつきや皮膚の乾燥が残る方もいます。肌が完全に元通りの状態に戻るまで、2週間程度かかる場合もあります。
ダウンタイム期間中は、メイク用品の使用制限を守り、紫外線対策を徹底する必要があります。たとえば刺激の強いスクラブや、ピーリングの使用は厳禁です。
赤みなどの症状が治まるまでには個人差があるので、重要なイベントや旅行の前には、施術を受けないようにスケジュールを組んでおきましょう。
1回の施術では効果を実感できない場合が多い
ダーマペン4の効果を十分に実感するためには、施術は複数回必要です。
肌の再生や改善は一朝一夕に実現するものではなく、コラーゲンの生成やターンオーバーの促進には時間がかかります。
【ダーマペン4の施術回数の目安】
- 肌質改善、ニキビ跡(凹凸があまり深くない)改善:3~5回
- 深いしわ、たるみ改善:5~10回
各施術の間隔は4~6週間空ける必要があるため、目に見える効果を実感するまでには数ヶ月から半年以上かかることもあります。
1回の施術で、肌のハリやツヤの変化は感じられる場合が多いです。しかし、肌トラブルが改善したと実感できるまでには目安回数までの施術が必要になる方がほとんどです。
施術前に継続的な通院と費用が必要になる点を理解しておかないと、ダーマペン4をやらなければよかったと後悔してしまいます。
施術前にクリニックで具体的な回数や期間、総費用について相談し、納得のうえで施術を受けましょう。
ダーマペン4施術でよくある失敗例と後悔した体験

ダーマペン4施術を受けた方の中には、残念ながら期待通りの結果が得られず、失敗したと感じる方や後悔する方もいます。
施術によって肌状態が悪化したり、後遺症など予期せぬトラブルが発生したりする方もいます。
具体的な失敗例と、対策について解説します。失敗例を知っておくと、十分な知識を持ってクリニック選びや施術前の準備を行えます。
ニキビが刺激されて症状が悪化した例
「ニキビ跡とニキビが同時にあって、鏡を見るのも辛い状態でした。ダーマペン4はニキビに効果が高いと聞いたので、施術を受けようと思ったんです。すると顔全体、もともとニキビがなかったところにまでニキビができてしまいました。」
結論からいうと、ダーマペン4は跡になってしまったニキビには効果が高いですが、現在炎症を起こしているような状態のニキビでは逆効果です。
肌に微細な穴を開けるダーマペン4は、ニキビの原因となるアクネ菌を周囲に拡散させてしまうリスクがあります。
また、施術後は肌のバリア機能が低下しているため、通常では問題ないスキンケア製品でも刺激となり、ニキビを悪化させる可能性があります。
ニキビに悩んでいる方がダーマペン4を受ける場合は、まずニキビを落ち着かせてからか、ニキビ部分を避けて施術してもらう必要があります。
色素沈着や肝斑が濃くなってしまった事例
「ダーマペン4を受けたあとに、ついうっかり日焼け止めや帽子などなしで外に出てしまいました。外出時間はそんなに長時間ではないと思ったのですが、シミが濃くなっているのに気づいたんです。肌トラブルを良くしたいと思ってダーマペン4をやったのに、とてもショックです。」
ダーマペン4施術後に色素沈着が悪化したり、肝斑が濃くなったりする事例も報告されています。
第一に、肝斑の症状がある場合はダーマペン4を避けたほうがよいとされています。ダーマペン4の施術による肌へのダメージや炎症が、メラニン生成を促進してしまう場合があるためです。施術後の紫外線対策が不十分だった場合、色素沈着のリスクは大幅に高まります。
また、施術時の針の深さが肌質に合っていない場合も、過剰な炎症反応を引き起こし、色素沈着につながるケースがあります。
色素沈着が起こりやすい体質の方は、肌質に合わせた施術深度の調整や、施術後のケアについて十分に医師の説明を受けてください。
傷跡やクレーターが残ってしまった場合
「ダーマペン4のダウンタイム中にお肌のツヤが出てきたのがうれしくて、もっとつるつるになりたいと思い長時間マッサージしてしまいました。マッサージだから肌には悪くないだろうと思ったのですが、ダウンタイムが終わったとき頬のあたりに、もともとはなかったクレーターが出てしまいました。」
ダーマペン4施術により、肌に傷跡やクレーターが残ってしまうケースもあります。針の深さが肌質に合っていない場合や、施術後のケアが不適切だった場合に起こりやすいトラブルです。
例えば、針の深さが深すぎる施術を受けた場合、通常の肌再生の過程を超えた深いダメージとなり、肌の修復過程で凹んだ傷跡になることがあります。
また、施術直後の不適切なマッサージや強い洗顔によって、ダメージを受けた肌に余計な負担をかけ、傷跡形成につながったという事例も報告されています。
さらに、施術後の保湿が不十分だと、乾燥によって肌の回復が遅れ、傷跡のリスクが高まります。傷跡やクレーターは一度形成されると改善が難しいため、施術前の肌がどんな状態なのかきちんと診断を受け、アフターケアは医師の指示に従ってください。
赤みや内出血、腫れが長く続くケース
「ダーマペン4の施術を受けたあと、ダウンタイムは1週間ほど続くそうですが、自分の場合はなかなか赤みが引きませんでした。写真を撮る予定を入れていたのですが、結局2週間ほど赤みが残ったままだったので、撮影を延期しました。痛みはなかったのですが、やはり職場ではどうしたのか聞かれることがあり返答に困ってしまいました。」
ダーマペン4施術後の赤みや内出血、腫れが予想以上に長引いた経験をした方もいます。
通常、赤みなどの症状は数日で落ち着きますが、個人の体質や施術の強さによっては、2週間以上続く場合もあります。血行の良い方や、血液をサラサラにする成分(アスピリンやサプリメントなど)を摂取している場合、内出血が広範囲に出て、改善までに長引くケースがあります。実際に、内出血が2週間以上続き、メイクでも隠せないほど目立ったという事例もあります。
また、もともと敏感肌の方やアレルギー体質の方は、施術による炎症反応が強く出て赤みや腫れが長期化する傾向があります。
施術前には、血液をサラサラにする薬やサプリメントの服用を中止したほうがよいのか、また自分の肌質や体質について医師に詳しく相談してリスクを軽減してください。
セルフダーマペン4が引き起こす危険性

セルフダーマペン4とは、自宅で自分自身で行うダーマペン4施術のことです。
専門医療機関での施術よりも安価で手軽に始められるため注目されています。SNSなどでも、実際にセルフダーマペン4をやってみた動画を上げているのを見たことがあるのではないでしょうか。
しかし、医療従事者でない素人が行うセルフダーマペン4には、様々な危険が潜んでいます。セルフダーマペン4は医療機関での施術に比べて多くのリスクを伴います。リスクを軽視すると、取り返しのつかない肌トラブルを引き起こす恐れがあります。
セルフダーマペン4をやってみようと思っている方は、危険性について十分に理解しておかないといけません。
衛生管理が不十分で感染症リスクが高い
セルフダーマペン4の危険性の一つが、衛生管理の不十分さから生じる感染症リスクです。
医療機関では厳格な滅菌処理や使い捨て器具の使用など、徹底した衛生管理が行われていますが、自宅での管理はどうしても不十分になりがちです。
ダーマペン4は皮膚に微細な穴を開ける施術なため、器具が清潔でない場合、細菌やウイルスが肌内部に侵入し、感染症を引き起こす可能性があります。
【セルフダーマペン4によって発症するおそれがあるトラブル】
- 細菌感染
- 毛嚢炎(もうのうえん)
- 色素沈着
また、使用する美容液や保湿剤の衛生状態も重要です。
開封後長期間経過した製品や、不適切に保管された製品は雑菌が繁殖している可能性があり、使用すると感染リスクがさらに高まります。
適切な深さや圧力の調整が難しい
セルフダーマペン4では、針の深さや施術時の圧力の調整が非常に難しいという問題があります。医療機関では、医師や専門のスタッフが患者の肌質や状態を見極めた上で、針の深さや圧力を判断します。
しかし、セルフダーマペン4では自分の肌状態の客観的な判断は簡単ではありません。顔の部位によって適切な深さは異なるため、素人が適切な調整を行うのはほぼ不可能です。
例えば、頬と比べて額や鼻は皮膚が薄いため、同じ深さで施術すると過剰なダメージとなる恐れがあります。
もともとセルフダーマペン4の針の深度は、クリニックで使用されているものより浅くなっています。針の深度が十分でないと効果が得られない場合が多いです。
また、逆に効果を求めてできる限り針を深く設定すると、肌に深刻なダメージを与えるリスクがあります。医師の専門知識と経験のような、肌の状態に合わせて細かな調整を行うのは極めて困難です。
使い方の間違いによる肌ダメージの可能性
セルフダーマペン4の使用方法が間違っていると、肌のバリア機能を過剰に破壊してしまいます。
【セルフダーマペン4でよく起こる間違った使い方】
- 同じ部位を何度も繰り返し刺す
- 施術の頻度が高すぎる
- ニキビ部分にも施術する
間違った使い方をすると肌の回復力を超えたダメージとなり、炎症や過敏症を引き起こしかねません。
セルフダーマペン4は、クリニックのように予約して通うわけではないので、自己判断で何度でも施術できる状態です。早く効果を出そうとして週に1回の高頻度でセルフダーマペン4を行い、慢性的な肌の赤みや敏感肌になってしまった方もいます。
また、ダーマペン4施術後は一時的に肌のバリア機能が低下するため、通常は問題ないスキンケアの成分でも刺激となってしまう場合があるのです。
医療機関では施術後のスキンケア指導も行われますが、セルフケアでは適切なアフターケアの知識が不足しているため、さらなる肌ダメージにつながりかねません。
ダーマペン4施術を安心して受けるための選び方

ダーマペン4施術を安心して受けられるクリニックを選ぶのは大切です。施術を受ける前には、以下のポイントでクリニックを総合的に判断してください。
- クリニックの実績や信頼性
- 痛みへの配慮
- 対応している併用治療
- アフターケアの充実度
安全で効果的なダーマペン4施術を受けるためには、価格の安さだけで選ぶのではなく、施術の質や医師の技術、カウンセリングの丁寧さなどを重視すべきです。
ダーマペン4の施術は複数回行うケースが多いので、不安のない治療ができるクリニック選びのために確認しておきたい点をご紹介します。
実績豊富な信頼できるクリニックを選ぶポイント
ダーマペン4施術を安心して受けるためには、実績豊富で信頼できるクリニックを選ぶのが第一です。
まず、クリニックのウェブサイトやSNSで症例写真や患者の体験談を確認し、施術結果や患者満足度をチェックしましょう。美容皮膚科専門医や形成外科医など、皮膚に関する専門知識を持つ医師が在籍しているクリニックは安心感があります。
医師や施術者の経歴や専門分野、ダーマペン4施術の実施件数なども判断材料になります。ダーマペン4は医師だけでなく看護師も施術を行えます。ただし看護師と医師は施術できる針の深度が異なるので、クリニックの施術担当が誰なのかは確かめておきたい点です。
さらに無料カウンセリングを利用して、説明の丁寧さ、質問への回答の明確さ、メリット・デメリットを含めた説明があるかどうかを確認するとよいでしょう。
良いクリニックは、施術のリスクや限界も隠さず説明し、患者の状態に合わせた提案をしてくれます。
痛みへの配慮や麻酔の種類を確認する
ダーマペン4施術は痛みを伴うため、クリニック選びの際には痛みへの対応をどのようにしているか確かめておきましょう。
痛みに配慮したクリニックでは、表面麻酔クリームの塗布時間を十分に確保したり、笑気ガスや静脈麻酔などの追加オプションを用意したりしています。
表面麻酔クリームは、使用している薬剤によって効果の持続時間や浸透度が異なる場合があります。麻酔クリームを塗ってから30分以上確保しているクリニックは、痛みへの配慮が行き届いていると言えるでしょう。
良いクリニックでは、施術中に患者の様子を見ながら針の深さや圧力を調整しますし、必要に応じて麻酔を追加するといった柔軟な対応をしてくれます。
ダーマペン4と相性のよい併用治療を提案してくれる
ダーマペン4の効果をアップする併用治療を提案できるクリニックかどうかも比較ポイントです。主な併用薬剤には下記のものがあります。
- ヒアルロン酸
- グロースファクター(成長因子)
- ウーバーピール(ピーリング剤)
- ベルベットスキン(ピーリング剤)
- ペプチド
- メラニン抑制物質
薬剤にはそれぞれシワやクレーター、色素沈着やシミの改善を期待できる効果があります。
また、適切な期間を空けてレーザー治療やフォトフェイシャルなども併用し、ダーマペン4の効果をさらにアップさせる治療に対応しているクリニックも見つかるでしょう。
良いクリニックでは、患者の肌状態や悩み、予算に合わせて自分に合った併用治療を提案してくれます。しかし不必要な治療の継続や、高価な薬剤やケア用品などの購入を迫られる場合もあります。
いきなり治療を開始するのではなく、無料カウンセリングがあるか、料金を明示してくれるかなどの確認も必要です。
丁寧なアフターケア指導があるか確認する
ダーマペン4施術後にきちんと肌を回復させ、効果を十分に得るためには、適切なアフターケアが不可欠です。クリニック選びの際には、丁寧なアフターケア指導があるかどうかを確認してください。
良質なクリニックでは、施術後の具体的なスキンケア方法や注意点の詳しい説明があります。一部のクリニックでは、12時間は洗顔や日焼け止めなどの使用禁止をきちんと説明せず、赤みや腫れが悪化したケースもあります。
いつから通常のスキンケアに戻せるのか、どのような成分を避けるべきか、紫外線対策はどうするかなど、具体的なアドバイスがあると安心です。
また、施術後のトラブルに迅速に対応してくれる体制があるかもチェックしておきましょう。
赤みや腫れが長引く場合、予想外の反応が出た場合などに、電話やメールで相談でき必要に応じて診察してくれるクリニックを選ぶとよいでしょう。
アフターケアが充実しているクリニックは、患者の安全と満足を最優先に考えている証です。
ダーマペン4施術後の正しいケア方法

ダーマペン4施術後の肌は非常にデリケートな状態です。きちんとしたケアを行わなければ、施術の効果がないばかりか、逆にトラブルを引き起こしてしまいます。
クリニックからの指導もありますが、事前にどのようなアフターケアが必要なのかを知っておきましょう。
施術直後から1〜2週間と言われるダウンタイムは特に注意が必要な期間です。ダーマペン4施術後の正しいケアには4つの要素があります。
- 徹底した紫外線対策
- 適切な保湿
- 肌に刺激を与えないスキンケアの実践
- 肌の回復を促す生活習慣の維持
施術後のダウンタイム期間を快適に過ごし、ダーマペン4の効果を最大限に引き出すための具体的なケア方法を詳しく解説します。
ただし、担当医師からの指示に従うことを前提として参考にしてください。
1.徹底した紫外線&日焼け対策
ダーマペン4施術後は、肌のバリア機能が低下しているため、通常よりも紫外線の影響を受けやすい状態です。日焼けをすると色素沈着のリスクが高まるだけでなく、炎症を悪化させる可能性もあるため、徹底した紫外線対策が必須となります。
まず、施術後1〜2週間は、可能な限り直射日光を避けるようにしましょう。外出時には、SPF30+、PA+++の日焼け止めを使用し、2〜3時間おきに塗り直してください。
ただし、施術直後の肌には刺激となる可能性があるため、日焼け止めの使用は厳禁です。医師の指示に従って使用開始時期を決めてください。
物理的な紫外線対策として、つばの広い帽子やUVカット機能付きの日傘、マスクなどを併用するとより効果的です。室内でもガラス越しの紫外線に注意し、窓際での長時間の作業は避けるようにしましょう。
2.適切な保湿で肌バリア機能を守る方法
ダーマペン4施術後の肌は乾燥しやすく、バリア機能が低下しています。施術後は、保湿ケアをしっかり行ってください。
施術直後から乾燥をしっかり防ぐと、より早い肌の回復を促せますので、肌トラブルのリスクを減らし、ダーマペン4の効果を高められます。
施術後のスキンケアは、シンプルで刺激の少ないものを選びましょう。セラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分が含まれた低刺激の保湿剤を使用し、朝晩のケアで十分に保湿してください。
また、室内の湿度管理も大切なポイントです。エアコンや暖房による乾燥から肌を守るため、加湿器や水を入れた器を置いて、湿度を50〜60%程度に保つようにしてください。
さらに、入浴できるようになっても熱いお湯を避け、ぬるめのお湯で短時間だけにし、入浴後はすぐに保湿して乾燥を防ぎましょう。
3.角質を無理に剥がさない優しいスキンケア
ダーマペン4施術後は、肌が非常に敏感な状態にあるため、角質ケアや洗顔方法にも注意が必要です。施術後1〜2週間は特に、肌への物理的・化学的な刺激を最小限に抑えた優しいスキンケアを心がけましょう。
まず、施術後数日間はクレンジングや洗顔料を使った洗顔は避け、ぬるま湯や医師から指示された専用の洗浄料で優しく洗い流すだけにします。洗顔を再開する際も、こすらずに泡で包み込むように優しく洗い、タオルで拭く際もそっと押さえて水分を取りましょう。
また、ピーリング剤やスクラブ、フルーツ酸(AHA/BHA)、レチノール、ビタミンC誘導体などの刺激成分を含む化粧品は、医師の指示があるまで使用を控えます。
赤みが治まったあとに、皮むけやざらつきを感じる方も多いですが、擦り取るのはやめてください。毛穴パックや角質除去シートなどの物理的に角質を剥がす製品も厳禁です。肌が自然に再生するのを待ち、無理に古い角質を取り除かないようにすると、肌トラブルを防げます。
4.肌の回復を促す生活習慣のポイント
ダーマペン4施術後の肌回復は、スキンケアだけでなく、生活習慣によっても大きく左右されます。体の内側からのケアを意識して、肌の再生を促しましょう。
まず、十分に水分を摂取してください。1日2リットル程度の水を飲むと、回復を早める助けとなります。ハーブティーは利尿作用が強いものは避けてください。
また、タンパク質やビタミンC、ビタミンE、亜鉛などを含む栄養バランスの良い食事を心がけ、コラーゲン生成や肌の修復を助けましょう。
さらに、質の良い睡眠も肌の回復に欠かせません。22時〜2時のゴールデンタイムに十分な睡眠を取ると肌の再生が促進されます。
加えて過度な飲酒や喫煙、ストレスは肌の回復を遅らせる要因となるため、施術後はできるだけ控えめにしましょう。
施術直後は刺激になるため汗を大量にかく運動は避けたほうがよいのですが、数日経過したら適度な運動で血行を促進すると、肌の回復を早める効果が期待できます。
ダーマペン4効果を失敗しないための施術計画
ダーマペン4施術は、肌の状態や改善したい悩みによって、必要な施術回数や間隔は大きく異なります。自分の肌で改善したいトラブル、今の肌の状態を把握し、医師の診察のもと施術回数や間隔を設定していきましょう。
ダーマペン4は、1回だけで治療が完了するものではないため、即効性だけを求めると深さや薬剤など必要以上の施術につながってしまいます。
肌タイプや改善したい症状別の最適な治療回数、施術間隔の目安、効果を実感するまでの期間、そして長期的な肌改善のための継続方法について詳しく解説します。
自分の肌状態に合った最適な治療回数をどうやって判断する?
ダーマペン4施術において、最適な治療回数は肌状態や改善したい症状によって異なります。
自分の肌トラブルに合った施術の目安回数を知っておくと、効果的かつ経済的な計画を立てられます。
肌トラブル | 施術回数の目安 |
---|---|
ニキビ跡(軽度) 小じわ 毛穴の開き | 3~5回 |
ニキビ跡(重度) クレーター シワ たるみ | 5~10回 |
あくまでも目安回数ですから、実際には受けてみると思っていたより早く肌が改善する方もいます。逆に回数を重ねてもあまり効果を実感できないかもしれません。肌に合わせて針の調整を行ってくれ、治療に関する説明があるクリニックかどうかを確かめてください。
肌質によっても必要な回数は変わります。オイリー肌の方は一般的に皮膚が厚いので、十分な針の深度を取れるケースが多くなります。そのため、比較的少ない回数で効果が表れやすいです。
対して、乾燥肌や敏感肌の方は皮膚が薄く、回復に時間がかかるため、低い出力での多めの回数が適していることが多いです。
ダーマペン4の施術は単発での料金設定のクリニックが多いですが、複数回のプランになっているところもあります。複数回のプランは安価になっている場合が多いですが、効果が気になる場合には契約は慎重にしましょう。
ダーマペン4施術の間隔の目安
ダーマペン4の施術間隔が短すぎると肌への負担が大きくなり、長すぎると効果が薄れてしまう可能性があります。
一般的な施術間隔は4~6週間が目安とされています。肌のターンオーバー周期(約28日)に合わせたもので、前回の施術による肌の再生プロセスが完了し、次の施術を受けるのに適した状態になるタイミングです。
ただし、30代以降は肌の再生能力が低下するため、長めの間隔が適切な場合もあります。施術間隔はあくまで目安であり、肌の状態や反応によって調整が必要です。適切な間隔を判断できる経験豊富な医師の診断を受けましょう。
効果を実感するまでの期間を知る
ダーマペン4施術は即効性のある治療ではなく、効果が現れるまでには一定の期間が必要です。
効果を実感するまでの期間を正しく理解しておけば、焦って過剰な施術を行ったり、薬剤を使い過ぎたりということもありません。
【ダーマペン4の効果を実感できる期間】
- 初回施術後1~2週間で肌のキメが整い、明るさが出てくる
- ニキビ跡や毛穴の改善は3~6ヶ月
- 深いしわやたるみの改善は6~8ヶ月
施術直後から、肌のハリやキメの変化を感じる方も少なくないのですが、一時的な効果である場合が多いです。
長期的な改善は、3回目の施術以降から徐々に現れてきます。肌が変化したと実感できるタイミングは、長期間となるケースが多いです。
また肌の状態は個人差が大きく、生活習慣や年齢、肌質などによっても効果の現れ方は異なります。コラーゲン生成能力は年齢とともに低下するため、若い方ほど早く効果が現れやすい傾向があります。
ダーマペン4の施術が失敗したと思わないためにも、どれくらいの時期に効果がわかるのかを把握しておきましょう。
長期的な肌改善のための継続方法
ダーマペン4施術は初回のコースが終了した後も、肌状態を維持・向上させるためのメンテナンス施術を計画的に取り入れると長期的な効果を継続できます。
初期の治療期間(3~10回程度)が終了した後は、3~6ヶ月に1回程度のメンテナンス施術を継続すると、肌の状態を維持しやすくなります。年齢とともに低下するコラーゲン生成を定期的に刺激し、肌のハリや弾力を保つのに効果的です。
また、ダーマペン4施術と並行して、日々のスキンケアや生活習慣の改善も心がけましょう。もともとお肌によい習慣といわれている保湿や紫外線対策の徹底、バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動は、施術の効果を長く維持できます。
継続的なダーマペン4の施術は、年齢や肌状態の変化に合わせて、施術時の針の深さや使用する美容液を調整していく必要もあります。
まとめ:ダーマペン4をやめたほうがいいとならないために~施術を成功させるための対策
ダーマペン4は肌トラブルの状態に応じて正しく施術を受けると、高い効果を得られる美肌再生の治療です。しかし、微細な針を肌に刺して行う治療ですから、リスクがゼロではありません。
第一にセルフダーマペン4は避けるようにしましょう。クリニックで施術を受ける際には、実績があり相談やカウンセリングをきちんと行ってくれるところを選んでください。
またダーマペン4施術は1回だけで終わるのではなく、回数を重ねながら徐々に効果を確実にしていくものです。そのため、肌の状態に合った針の深さ、薬剤の選択を行い、最適な感覚で施術を継続する必要があるのです。
ダーマペン4は適切に行えば肌質改善に効果的な施術ですが、正しい知識と対策がなければ肌トラブルの原因にもなり得ます。
クリニック選び方のポイント、施術後のケア方法、効果を最大化するための施術計画を参考に、安全で効果的なダーマペン4施術を受けてください。